2020-62
享和二年(一八〇二年)の残暑の朝、十一代目の元気な泣き声が、鎌倉河岸に響きわたっていた。金座裏は、「神田明神」へのうぶすな参り(お宮参り)の話題でもち切りだ。そんな折、赤ん坊に蛍をと龍閑川に蛍狩りに出掛けた亮吉たちが、浴衣を着た若い娘の死体を見つけてしまう。手には蛍が入った紙袋を掴んでいた―。政次たちは早速、探索をはじめるが…。金座裏の面々は、人々の平和を守るため、強い結束で今日も江戸を奔る!大ベストセラーシリーズ二十三弾、ますます絶好調。 内容(「BOOK」データベースより)
2020-61
約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った。オベリベリ―和人たちによって「帯広」とされた新天地。明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか。開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション。 (「BOOK」データベースより)
帯広を舞台にした北海道開拓と家族とアイヌの物語でリアル・フィクションってリアルとフィクションは正反対(今時の言葉では真逆)でしょうが。とにかく長いです。長すぎます。乃南さんの長編は私には too match な作品が多く心配しながら読み始めたのですが、残念ながら的中。わけあり女性二人組と新米警官物の続編が読みたいなぁ。
2020-59