『幼なじみ 新・居眠り磐音』 佐伯 泰英 **

 

江戸・深川。ある幼馴染の恋と成長の物語――。

深川の唐傘長屋で身内同然に育った幸吉とおそめ。
磐音の長屋暮らしの師匠・幸吉はやがて鰻処宮戸川に奉公し、
また、おそめも縫箔師を目指し当代一の江三郎親方に弟子入りする。

 

2021-028

 

『氷室の華』 篠 たまき ***

 

氷室の華 (朝日文庫)

氷室の華 (朝日文庫)

  • 作者:篠 たまき
  • 発売日: 2021/03/05
  • メディア: 文庫
 

 白姫澤村に住む祖父を訪ねた小学生のユウジは、彼の家系が氷室守だったことを知る。
しかし、氷を保管する洞窟で、氷室守に託されたもう一つの役割を明かされたことから、いつしか彼はよこしまな蒐集を始め……。
妖艶な雰囲気に包み込まれるサスペンスホラー。

 

ホラーは嫌いではないです。氷室の華も許せます。でも痛いのは嫌かな変に水掻きを切り刻むリアルな描写は耐えられないなあ。でも次作も読むなきっと。

 

2021-027

『コロナと潜水服』 奥田 英朗 ***

 

コロナと潜水服

コロナと潜水服

  • 作者:奥田英朗
  • 発売日: 2020/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは(「海の家」)。早期退職の勧告に応じず、追い出し部屋に追いやられた男性が、新たに始めたこととは(「ファイトクラブ」)。人気プロ野球選手と付き合うフリー女性アナウンサー。恋愛相談に訪れた先でのアドバイスとは(「占い師」)。五歳の息子には、新型コロナウイルスが感知できる?パパがとった究極の対応策とは(「コロナと潜水服」)。ずっと欲しかった古いイタリア車を手に入れ乗り出すと、不思議なことが次々に起こって(「パンダに乗って」)。コロナ禍の世界に贈る愛と奇想の奥田マジック。紙の本にだけ、作中の登場曲が楽しめるSpotifyのプレイリスト付き!! (「BOOK」データベースより)

 

奥田さんが書いているように、コロナと無責任な報道にさらされている時にほっこりする短編集でした。『コロナと潜水服』には、「その発想はさすが作家」と感心してしまいました。

 

2021-026

 

『夏への扉』 ロバート・A. ハインライン *

 

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

 ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。 (「BOOK」データベースより)

 

1ページから思いっきりSFしていたので。あっと言う間に挫折しました。考えてみると題名からも自分の苦手な小説だったなあ。

 

2021-025

『殿様の通信簿』 磯田 道史 *

 

殿様の通信簿

殿様の通信簿

 

幕府隠密の機密報告書とされる『土芥寇讐記』をもとに、江戸時代の殿様の生活実態を描く。政治に如何に関与していたか、側室や子供の数などを解説。水戸黄門浅野内匠頭前田利家・利常、池田綱政などを例に、他の史料をあつめて、藩主の生活の中身を詳細に検討した史伝文学。

 

武士の家計簿』は面白かったのですが、これは楽しめませんでした。本も「歴史小説」は読まないので、誰がどうしたとかには興味がありません。ごめんなさい。

 

 2021-024

『冬の狩人』 大沢 在昌 **

 

冬の狩人

冬の狩人

  • 作者:大沢 在昌
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: 単行本
 

 これは罠か、それとも事件解決への糸口か
3年前の未解決事件が、新宿署の一匹狼を戦場に引き戻す。
累計200万部を超えるベストセラー『狩人』シリーズ、6年ぶり待望の最新作!
伝説の警察小説、新たな地平へ――。

 

評判がよさそうなので、久しぶりの大沢さんでした。まるで鮫のスピンオフかなと思いました。気になるのは連載開始の鮫のシリーズ。

 

2021-023

『彼女は頭が悪いから』 姫野 カオルコ *

 

彼女は頭が悪いから

彼女は頭が悪いから

 

私は東大生の将来をダメにした勘違い女なの?
深夜のマンションで起こった東大生5人による強制わいせつ事件。非難されたのはなぜか被害者の女子大生だった。
現実に起こった事件に着想を得た衝撃の書き下ろし「非さわやか100%青春小説」!

 

挫折しました。「じじい」なので堪え性がありません。

実際にあった事件から着想した小説は、ほぼつまらないとおもう。なぜかなあ。

 

2021-022