2017-10-17から1日間の記事一覧

『死闘!―古着屋総兵衛影始末〈1〉』 佐伯泰英 ***

元和二年、死の床にあった大御所家康は秘密裏に元西国浪人の鳶沢成元を呼び、表向きは代々古着問屋・大黒屋総兵衛として、裏では徳川家護持のため影旗本としての勤めを果たすように命じ、書付と愛刀三池典太を与えた―。時を経ること八十余年、元禄十四年、闇…

『異心―古着屋総兵衛影始末〈第2巻〉』 佐伯泰英 ***

赤穂浪士を斬れ。〈影〉からの指令に総兵衛は苦悩する。喧嘩両成敗の原則に反する幕閣の命に義はあるのか。一方、狂犬の如く大黒屋に復讐心を燃やす隆円寺真悟は、柳生連也斎の庶子宗秋を首領に戴く剣客軍団を大和柳生に興した。軍団は徐々に東海道を下る。…