『吉原手引草』 松井今朝子 ***

第137回(平成19年度上半期) 直木賞受賞
参考人供述調書集のような構成で、吉原ガイドブックともいえます。事件への視点が分散していて、読者も俯瞰で眺めている感じです。ぐいぐい引き込まれるということもありませんでした。手引書としては興味深いので、最後まで読むと花魁葛城の秘密が。
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