被害者数三万人、被害総額二千億円―。戦後最大級の詐欺集団「豊田商事」の亡霊は欲を喰らい、悪意を増殖させながら、令和の世を彷徨い続ける。欲望の深淵を暴く、規格外の犯罪巨編。人間の業と欲を徹底的に描破した、渾身の長編小説。 (「BOOK」データベースより)
よくできた「ピカレスク小説」でした。欠点は「よく出来すぎている」ことかな、この後はどう展開するのかなと考えて読んでいることに気がつきました。「俯瞰で見る」ではなく俯瞰で読んでいる感じで、純粋に読書を楽しむことは出来ませんでした。
2020-57