1937年の東京。隅田川で拾われた男が病院に運ばれてくる。身元不明の男は記憶を失っていたが、なぜかこれからやってくる戦禍の時代を知っているかのようだった。「遭難者」。とある北の国。猛吹雪の夜、図書館に一人の少年が取り残された。暖房もない極寒の館内。そこに突然現れた謎の男は少年を救い、やがて大切なことを伝え始めた―。「図書館の子」。時とたたかい、時に翻弄される者たちを描く全六編。 (「BOOK」データベースより)
タイムトラベラー物の短編集でしたか、佐々木さんの小説はほとんど読んでいますが、この手の短編集は初?かな。タイトルの『図書館の子』に惹かれました。あと音楽好きな佐々木さんがところどころに。
2020-112