『紅蓮の雪』 遠田 潤子 ***

 

紅蓮の雪

紅蓮の雪

  • 作者:遠田 潤子
  • 発売日: 2021/02/05
  • メディア: 単行本
 

 

伊吹の双子の姉・朱里は20歳の誕生日を向かえた日、なんの前触れもなく自殺した。朱里の遺品の中から大衆演劇「鉢木座」の半券が見つかり、それが死ぬ前の最後の足取りであることを知った伊吹は、少しでも真相に迫るべく一座の公演に行った。公演後、座長に詰め寄る伊吹の姿を見た若座長の慈丹は、その容姿を見初め、入団を強く進めた。伊吹は何か手がかりが掴めるのではと入団を決意し、以降、訓練と舞台に追われながらも、「女形」としての人気も得始めていた。そんなある日、ひょんなことから両親と鉢木座との繋がりが露見することに。それは鉢木座の過去に秘められた禁断の事実だった……。血脈に刻まれた因縁、人間の最果てと再生を描いた問題作。

 

 ゲップが出るくらいの遠田ワールドでした。まあ面白いので一気読みでしたが、この大衆演劇とか歌舞伎などは苦手なのでついて行くのが大変かなあと。

 

2021-014