『日没』 桐野 夏生 *

 

日没

日没

  • 作者:桐野 夏生
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本
 

  あなたの書いたものは、良い小説ですか、悪い小説ですか。小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと収容される。「社会に適応した小説」を書けと命ずる所長。終わりの見えない軟禁の悪夢。「更生」との孤独な闘いの行く末は―。 (「BOOK」データベースより)

 

あらあら、こんな本を書きましたか掲載誌をみるとなるほど。『OUT』以来時々読み続けてきましたが、これで終わりにします。

 

2020-111

『死はすぐそこの影の中 (祥伝社文庫)』 宇佐美 まこと ***

 

死はすぐそこの影の中 (祥伝社文庫)

死はすぐそこの影2020-109の中 (祥伝社文庫)

 

 ピアノ調律師の一藤麻衣子には、秘密があった。愛媛の山奥にある七富利村で過ごした少女時代、村がダムに沈む直前の村長であった伯父日出夫の無惨な死体を、麻衣子は目撃したのだ。その肩には、くっきりと十字の印が焼きついていた…。それは村人が噂する隠れキリシタンの祟りなのか?深い水底に沈んだ村から二転三転して真実が浮かび上がる、戦慄のミステリ。 (「BOOK」データベースより)

 

読者を選ぶ作品かなあ。推理作家協会賞を受賞後に、この作品とは恐れ入ります。最初は読書スピードが上がらなくて期待外れかと思ったのですが後半は一気読みでした。多分殆どの作品を読んでいる作家さんの一人です。

 

2020-110

『武士の家計簿』 磯田 道史 ***

 

 「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が例を見ない完全な姿で遺されていた。国史研究史上、初めての発見と言ってよい。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、金融破綻、地価下落、リストラ、教育問題…など、猪山家は現代の我々が直面する問題を全て経験ずみだった!活き活きと復元された武士の暮らしを通じて、江戸時代に対する通念が覆され、全く違った「日本の近代」が見えてくる。(「BOOK」データベースより)

 

 最後のページで「享年七十七歳」であらまあ、間違いとは言えないそうですが。

 

2020-109

破牢狩り―夏目影二郎始末旅〈3〉

 

 天保十年。江戸伝馬町の牢内に火が入った。近火切放により、三日の猶予をうけた囚人たちが娑婆に消え、刻限が過ぎても六人が帰参しなかった。横領の罪で入牢中の伊丹主馬もその一人だ。夏目影二郎は、実父で勘定奉行職の常磐秀信から、破牢した主馬一統の始末と公金奪還の命を受ける。愛犬あかを伴い、主馬たちを追う影二郎。活字が大きくなった新装版。第三弾。

(「BOOK」データベースより)

 

2020-108

代官狩り―夏目影二郎始末旅〈2〉

 

 江戸は深川蛤町の悪所・極楽島で、勘定奉行所配下の男が惨殺された。夏目影二郎は、勘定奉行職にある父の命で事件を探るうち、天領内の不正疑惑をつかむ。さらに、信濃路へ向かった八州廻りの消息を求めて、中山道をひた奔る影二郎。その彼に、襲いかかるのは、七坊主と呼ばれる僧衣姿の殺人集団だった。活字が大きくなった新装版。シリーズ第二弾。

(「BOOK」データベースより)

 

2020-107

八州狩り―夏目影二郎始末旅〈1〉

 

 鏡新明智流の達人・夏目影二郎は、故あって人を斬り、遠島寸前に勘定奉行職に就いた父に助けられた。だが父は要職に苦悩する日々。影二郎は父の密命を受け、腐敗した八州廻りの始末に旅立つ。子犬のあかを道連れに、関八州探索行を続ける影二郎を、幕藩体制を覆すような陰謀が待ち受けていた。影二郎初登場の記念碑的名作!活字が大きく読みやすくなった新装版。(「BOOK」データベースより)

 

2020-106

刑事何森 孤高の相貌

 

刑事何森 孤高の相貌

刑事何森 孤高の相貌

  • 作者:丸山 正樹
  • 発売日: 2020/09/24
  • メディア: 単行本
 

  埼玉県警の何森稔は、昔気質の一匹狼の刑事である。有能だが、組織に迎合しない態度を疎まれ、所轄署をたらいまわしにされていた。久喜署に所属していた二〇〇七年のある日、何森は深夜に発生した殺人事件の捜査に加わる。障害のある娘と二人暮らしの母親が、二階の部屋で何者かに殺害された事件だ。二階へ上がれない娘は大きな物音を聞いて怖くなり、ケースワーカーを呼んで通報してもらったのだという。県内で多発している窃盗事件と同一犯だろうという捜査本部の方針に疑問を持った何森は、ひとり独自の捜査を始める―。“デフ・ヴォイス”シリーズ随一の人気キャラクター・何森刑事が活躍する連作ミステリ。著者の新たな代表シリーズ開幕!(「BOOK」データベースより)

 

デフ・ヴォイスのシリーズはすべて読んでいたのですが、毛色の変わった物語も読みたかったので、嬉しい新作でした。第三話「ロスト」は兄妹が2組?混乱してしまい、2回よみました。年は取りたくないな。何森シリーズも楽しみになりますね。 

 

2020-105