2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『一夜:隠蔽捜査10』 今野 敏 **

一夜:隠蔽捜査10 作者:今野 敏 新潮社 Amazon ☆2つ、という感じでしょうかね。原理原則の竜崎さんも、いくらか柔らかさが。いつも感じる最後の早足加減も今作もなかったようで、良い意味でらしくないシリーズ10でした。

『存在のすべてを』 塩田武士 ***

存在のすべてを 作者:塩田 武士 朝日新聞出版 Amazon 『罪の声』が事件をフィクション(小説)化した作品とすると、『存在のすべてを』は、モデルになった事件があったかのような小説に思えます。本作はまちがいなく塩田さんの代表作の一冊だと思うのですが…

『互換性の王子』 雫井 修介 **

互換性の王子 作者:雫井脩介 水鈴社 Amazon 雫井さんの本としては傾向が変わりましたかねぇ。タイトルも主人公と兄の名前もいかがなものかと。どうにもすっきりしない読書になってしまいました。