2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『空色の小鳥』 大崎梢 ***

少し読んだところで、「まずいハズレ本だった」と思ったのですが、読み終わった時は**さんの書評を参考に読んでよかったと思えました。やさしい男かと思うとすべてが計算の上の行動だったのはびっくりでしたが、一番驚いたのは最後に明かされる結希の秘密…

『羊と鋼の森』 宮下奈都 ***

2016年本屋大賞さらりとした肌触りの小説かな、「あれ、これで終わり」ですかという印象です。

『犬の掟』 佐々木譲 ***

ちょっと変化を加えた警察小説で新しいシリーズになるのでしょうか。登場人物が少し多すぎたような気がします。佐々木譲さんの警察ものなので安定したおもしろさがありましたが、一気読みとはなりませんでした。動機に不満が残りましたが、犯人の意外性を考…

『人魚ノ肉』 木下昌輝 ***

これは歴史小説なのか時代小説なのかそれともホラー小説か、前作も良かったがこれも充分に楽しみました。人魚の肉を坂本龍馬と岡田以蔵が食べてなんて発想がどこからくるのか、そしてそれを小説にまとめる力に脱帽です。

『我が家のヒミツ』 奥田英朗 ***

奥田さんの「家」シリーズも、「選挙と妻」のなかの「井端さん一家」シリーズなのかな?と想像してしまった。まさかね。

『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』 川瀬七緒 ***

法医昆虫学捜査官シリーズは『147ヘルツの警鐘』 、『水底の棘』と読んで『シンクロニシティ』は読んでいなかったが、この『メビウスの守護者』 が思いのほか良かったので『シンクロニシティ』2作目も読もうかな。