2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『冬天の昴』 あさのあつこ ***

心に虚空を抱える同心木暮信次郎と深い闇を抱える商人遠野屋清之介。 武士と遊女の無理心中を追って、宿命に抗う男と女の生きる哀しみを描く。『弥勒の月』シリーズ5。木暮信次郎と遠野屋清之介を詳しく描くほどこのシリーズの魅力が落ちてきている。読み方…

『丹生都比売 梨木香歩作品集』 梨木香歩 ***

すべての作品に漂う気配が読み終わってもしばらく感じられます。表題作と「夏の朝」「ハクガン異聞」が印象に残った。

『ナイト&シャドウ』 柳広司 **

「ジョーカー・ゲーム」に続いて読んだが、かなりエンターテインメントよりで「あれ」こんな作品なの?と思ってがっかりでした。シリーズとしても、推理小説としてもエンターテインメントしても中途半端かなあ。

『女たちは二度遊ぶ』 吉田修一 **

ラブ・ストーリーや連作短編集はどうでしょう、長編の吉田さんは好きなのですが。

『東雲の途』 あさのあつこ ***

『ひょうたん』 宇江佐真理 ***

やはりおいしそうな献立でした。

『梟首の島〈下〉』 坂東眞砂子 ***

ロンドンと日本の話がうまく組み合わせてあって飽きずに読み終わりました。大洋の死の謎がちょっと説得力がなかったかなとも思いますが、ロンドンの推理小説風が日本の話とどうつながるのかと次第にひきこまれました。舞台が日本だけでは途中で飽きてしまっ…

『梟首の島〈上〉』 坂東眞砂子 ***

『夜鳴きめし屋』 宇江佐真理 ***

これは『ひょうたん』の続編でしたね。豪華ではない献立だががおいしそう。

『糸車』 宇江佐真理 ***

設定に無理があるような気がするが、いつもの宇江佐ワールド。

『キャンセルされた街の案内』 吉田修一 *

残念

『ジョーカー・ゲーム』 柳広司 ***

第30回吉川英治文学新人賞受賞、第62回日本推理作家協会賞 装丁からあまり期待していなかったが、魅力的な推理短編集だった。戦前のD機関というスパイ組織を設定してスパイが活躍する。吉川英治文学新人賞も受賞しているように、それぞれの短篇が推理小説に…

『眠る魚』 坂東眞砂子 ***

ファンとしては、冷静に読み終わることができませんでした。

『木練柿』 あさのあつこ ***

日にちが前後した短編集で、このシリーズは長編がいいなあ。

『葛橋』 坂東眞砂子 ***