2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『孤愁ノ春 ─ 居眠り磐音江戸双紙 33』 佐伯泰英 ***

桜の花が咲き、江戸が晩春に移ろう頃、佐々木磐音とおこんは小梅村にある両替商・今津屋の御寮で静かな日々を送っていた。老中田沼意次の配下が昼夜を分かたず御寮を監視していたが、やがて磐音を狙う刺客が現れ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者…

『更衣ノ鷹(下) ─ 居眠り磐音江戸双紙 32』 佐伯泰英 ***

萌えいづる草木が江戸に春の風情を漂わす頃、神保小路の尚武館道場に老中田沼意次の用人が現れる。稽古を見物したいというのだが、同道した武芸者を嗾けたことで、佐々木磐音は真剣での稽古をなすことに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書…

『更衣ノ鷹(上) ─ 居眠り磐音江戸双紙 31』 佐伯泰英 ***

注連縄が大川に流れ、江戸が小正月を迎える頃、佐々木磐音、おこんらは神保小路の尚武館道場で穏やかな日々を過ごしていた。そんな折り、槍折れの達人小田平助と研ぎ師の鵜飼百助邸を訪ねるが、両国橋で予期せぬ襲撃を受け…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を…

『侘助ノ白 ─ 居眠り磐音江戸双紙 30』 佐伯泰英 ***

尚武館道場で暮らす磐音とその門弟たちのもとに、稽古を望む旅の武芸者が現れる。一方、国許の土佐に旅立った尚武館の門弟利次郎は、父と共に無事土佐入りするが、藩内には彼らのお国入りを煙たがる不穏な動きがあり…。大好評シリーズ第三十弾。(「BOOK」デ…

『冬桜ノ雀 ─ 居眠り磐音江戸双紙 29』 佐伯泰英 ***

木枯らしが吹き、江戸が寒気に包まれる頃、佐々木磐音、おこんらは神保小路の尚武館道場で穏やかな日々を過ごしていた。そんな折り、武家の諍いを通りすがりの磐音が仲裁する。茶道具の貸借が騒ぎの因らしいのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著…

『犬の掟』 佐々木譲 ***

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。衝撃の警察小説。(「BOOK」データベースより)再読2018-064

『暗殺の年輪』 藤沢周平 **

藩の権力争いの陰で、末端の平侍を翻弄する苛酷な宿命。武家の非情な掟の世界を、端正緻密な文体で描いて久々の本格時代小説の登場と評された世評高い直木賞作品(「BOOK」データベースより) 第69回(昭和48年度上半期) 直木賞受賞2018-063

『照葉ノ露 ─ 居眠り磐音江戸双紙 28』 佐伯泰英 ***

芒の穂が秋の風情をみせる頃、佐々木磐音は南町奉行所定廻り同心木下一郎太らとともに上総の地に赴いていた。一郎太の出入りの旗本家に不祥事が出来し、事態解決のため磐音も同道することになったのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書…

『石榴ノ蠅 ─ 居眠り磐音江戸双紙 27』 佐伯泰英 ***

蟋蟀の鳴き声が初秋を告げる頃、出羽山形を発った佐々木磐音と吉原会所の若い衆は、日光道中の帰路を急いでいた。江戸を目前にした千住掃部宿で、磐音はお家騒動の諍いにより窮地に陥った若侍を助けるのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身…

『紅花ノ邨 ─ 居眠り磐音江戸双紙 26』 佐伯泰英 ***

百日紅が咲き誇り、江戸が晩夏に移ろう頃、佐々木磐音は吉原会所の若い衆とともに奥州道中を北へと向かっていた。奈緒の嫁いだ紅花大尽前田屋に奇禍が降りかかる騒ぎが起き、山形藩も関わっているというのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾…

『白桐ノ夢 ─ 居眠り磐音江戸双紙 25』 佐伯泰英 ***

神保小路に初夏の陽射しが降りそそぐ頃、佐々木磐音、おこん夫婦は尚武館道場で穏やかな日々を送っていた。そんな折り、西の丸に出仕する依田鐘四郎を通じ、家基より予て約定のものを手配いたせとの言伝がもたらされるが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討…

『地の底のヤマ』 西村健 ***

呑んだ、愛した、闘った! 九州大牟田・三池炭鉱。故郷を深く愛する一人の警官の人生を軸に、昭和三十五年から現在に至る、熱き男たちの生き様を描ききる。 これを読まずに日本の戦後は語れない――第33回吉川英治文学新人賞受賞 第30回日本冒険小説協会大賞受…

『情熱の真空管アンプ』 木村哲 ***

真空管アンプの製作において、きわめて実用的でなかなか聞けなかった疑問に答えるとともに、自在に球を変更したり、回路を工夫したりできる高度なノウハウが満載。プロ顔負けの「自分だけのアンプ」がつくれる自作ガイドの決定版!(「BOOK」データベースよ…

『鯖雲ノ城 ─ 居眠り磐音江戸双紙 21』 佐伯泰英 ***

海路三十余日、速吸瀬戸を過ぎり、豊後関前を目指す御用船正徳丸。舳先に立った坂崎磐音とおこんは断崖に聳える白鶴城を望んでいた。湊では父正睦、母照埜らが出迎えてくれたが、秋茜飛び交う国許では、よからぬ事が出来し…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を…

『野分ノ灘 ─ 居眠り磐音江戸双紙 20』 佐伯泰英 ***

蚊帳売りの声が江戸の夏を彩る頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む坂崎磐音はある決意を胸に抱いていた。そんな折り、墓参のため、おこんを同道して豊後関前への帰国を願う父正睦の書状が届く。一方、磐音を狙う新たな刺客が…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を…

『梅雨ノ蝶 ─ 居眠り磐音江戸双紙 19』 佐伯泰英 ***

青梅が初夏の陽光に映える頃、深川六間堀、金兵衛長屋に住む坂崎磐音は相も変わらぬ浪々の日々を送っていた。佐々木玲圓道場の改築完成を間近に控えたある日、南町奉行所定廻り同心木下一郎太と火事場に遭遇し、思わぬ事件に…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪…

『捨雛ノ川 ─ 居眠り磐音江戸双紙 18』 佐伯泰英 ***

大晦日を間近に控えた深川六間堀。金兵衛長屋に住む坂崎磐音は身過ぎ世過ぎに追われていた。そんな磐音が、品川柳次郎らと訪れた地蔵蕎麦で、南町奉行所定廻り同心木下一郎太に請われ、賭場の手入れに関わることに…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著…

『紅椿ノ谷 ─ 居眠り磐音江戸双紙 17』 佐伯泰英 ***

花菊香り、江戸が秋の風情をただよわす頃、深川六間掘、金兵衛長屋に住む浪人、坂崎磐音は日々の生計に追われていた。そんな磐音が、両替商・今津屋吉右衛門とお左紀の祝言に際し、花嫁行列の案内役を務めるのだが・・・・・・。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ…

『黄金伝説』 半村良 **

政財界の黒幕として君臨する怪人物栗栖重人を追う新聞記者佐々木は、ある日、国会周辺から怪光を発して飛び立つ円盤を発見した。一方、青森県亀ケ岡から出土した火焔土器と遮光器土偶の謎に導かれた湯平弥市らは十和田湖畔の大洞窟に眠る莫大な黄金にたどり…

『闇の傀儡師』 藤沢周平 ***

御家人の身分を捨て、いまは筆耕稼業に精を出す鶴見源次郎。ひょんなことから斬り合いに出くわし、瀕死の傷をおった公儀隠密に、松平家へ宛てた密書を託される。紙片には「八は田と会す ご用心」の文字。幕府を怨み、将軍家代がわりの時期を狙って暗躍を続け…

『螢火ノ宿』 佐伯泰英 *** 夕涼みの日々が続く江戸深川六間堀、金兵衛長屋。相も変わらぬ浪人暮らしの坂崎磐音だが、小田原脇本陣・小清水屋の長女お香奈と大塚左門が厄介事に巻き込まれたことを聞き及ぶ。一方、白鶴太夫にも思わぬ噂が・・・・・・。春風…

『日本橋本石町やさぐれ長屋』 宇江佐真理 ***

日本橋本石町にある、通称“やさぐれ長屋”には、様々な事情を抱えた住人がどういうわけだか、集まっている。一本気な職人、早々に出戻ってしまった若い娘、旦那が帰ってこなくなった女房…。お互い、お節介をやきながらも助け合う長屋の人々の毎日は、あっとい…

『深川にゃんにゃん横丁』 宇江佐真理 ***

お江戸深川、長屋が並ぶ「にゃんにゃん横丁」は、その名の通り近所の猫の通り道。のんびり暮らす猫たちを横目に、雇われ大家の徳兵衛は、今日も店子たちの世話に大忙し。けれども無病息災、茶でも飲みつつ猫に煮干をやれるなら、こんな日々も悪くない―下町長…