2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)』 荻原浩 ***

ユーモア小説で小説すばる新人賞受賞。面白おかしいのだが、少し古さも感じてしまいます。

『ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ (角川新書)』 松本博文 ***

小説を読む時のようなハードルはない。興味のある種類のノンフィクション以外は読書対象にならないからか。『ルポ 電王戦―人間 vs. コンピュータの真実 (NHK出版新書 436)』と比較するとやっつけ仕事風かなあ。

『竈河岸 髪結い伊三次捕物余話』 宇江佐真理 ***

「髪結い伊三次」なのに伊佐治やお文の登場は少なく、子供や孫が中心の余話になってシリーズも世代交代が進んでいます。今回は気になっていた茜と伊余太が登場してくれ、将来にもすこし含みをもたせてくれました。 これが最終巻となってしまうのでしょうか。…

『鳩の撃退法 下』 佐藤正午 ***

凝った構成の作品で、読むのに骨がおれましたが、さすがに佐藤正午さんでした。

『ルポ 電王戦―人間 vs. コンピュータの真実 (NHK出版新書 436)』 松本博文 ***

知っている内容も多かったが、コンピュータ側を追っかけていたので、棋士側の話が新鮮でした。それでも裏のディープな話(とくにご本人がらみは)書いていないようですね。

『鳩の撃退法 上』 佐藤正午 ***

『金魚姫』 荻原浩 ***

まさか琉金とは、白点病は塩水浴や水温を少し上げると効果的でしたね。面白かったです。

『精鋭』 今野敏 **

シーズ物のプロローグといった感じかな

『宇喜多の捨て嫁』 木下昌輝 ***

最近読んだ本では一番面白かった。『流』はエンタメ的な良さだが、これは時代小説と限らないジャンルを越えた面白さがあった、直木賞受賞はまた別の基準なのだろう。