2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『探偵・竹花 失踪調査』 藤田宜永 **

ハルキ文庫ということで、こんなものかなあ。と思った。

『過ぎ去りし王国の城』 宮部みゆき **

『英雄の書』や『悲嘆の門』ほどではないが話が異世界に入ると老人にはついていけません。なんとか読破しましたが、読書スピードも通常の半分くらいに落ちてしまいます。『荒神』はすんなり読めるのですが。これからは宮部作品といえども取捨選択することに…

『朝が来る』 辻村深月 **

前半の受け入れる側の話は読ませるのに、後半の設定に無理があると思った。 この作家も、朝井リョウと同じ半径500mにしか手が届かない作家かなあと思う。そしてその興味は少しも普遍的でなく、同じくくりに入る読者からの期待しか受けないのではないか。つま…

『時の渚』 笹本稜平 ***

話を作りすぎとも思うが、最後は涙が……。

『絶唱』 湊かなえ ***

湊さんらしくない小説だった。『告白』が印象的だったが、もうこれが読了四冊目でした、でもまだ代表作とは言えないかな。

開放厳禁

市役所の入り口に貼ってあった。しかも「赤い大きな文字」で誰に言ってるのかな、出入りの業者かな?まさか市民に対してじゃないよね。

『砂の街路図』 佐々木譲 ***

これまで読んできた佐々木譲の作品にはない系統の推理小説を堪能しました。

『決戦!大坂城』 乾緑郎他 **

アンソロジー?乾緑郎を読みたくて。しかし時代(歴史)小説になるとなぜこんなつまらない作品なのか?玉石混交なのですが、基本的に歴史小説はどうも。

『鬼平犯科帳2』 池波正太郎 **

『仕掛人・藤枝梅安』は夢中で読んだ、『剣客商売』も読破したが、『鬼平犯科帳』はつまらない。なぜだ?勧善懲悪でしかないから?

『名残り火 (てのひらの闇 (2))』 藤原伊織 ***

『てのひらの闇』の続編だが、事件に継続性があるわけではない。駄作がない作家だと思う。遺作。

『裏庭 (新潮文庫)』 梨木香歩 *

異世界に入ったところで読書を中断しました。ファンタジーにはついていけません。念のため解説を読むと細かな分析と解説には感心しましたが、おもしろいとは書いてないなあ。やはり。

『切羽へ』 井上荒野 ***

登場人物それぞれの「切羽へ」を書いているのかな、それにしても「これが直木賞?」という感想です。これは「芥川賞」でしょう。大衆文学やエンターテインメントではないような気がします。

『長き雨の烙印』 堂場瞬一 **

この本を読むタイミングは最悪だったかな、とくに藤原伊織を読んだ次にこれだから。他の作家でも大変なのに堂場さんでは荷が重いか。

『てのひらの闇』 藤原伊織 ***

いつものパターンだが少し主人公がスーパーマンよりかなあ、続編も読むかな。

『生誕祭(下)』 馳星周 ***

エンターテインメントすぎるかな、さじ加減が難しい。最初から終わりまで全力疾走では読むほうも疲れます。

『生誕祭(上)』 馳星周 ***

『殺人犯はそこにいる』 清水潔 ***

組織はその存立目的よりも組織防衛が優先されるのは、警察も例外ではない。ごめんで済めば警察はいらないというが、警察という組織は「ごめん」とは言わない。

『蛇鏡』 坂東眞砂子 ***

最後まで怖くて、最後にまた怖い。

『くちぬい』 坂東眞砂子 ***

いつもの坂東さんの怖さとは、別の怖さ。これは頭では怖いと思うが体がぞくぞくとするわけではない。

『シリウスの道』 藤原伊織 ***

推理作家では収まらない筆力で細かい欠点など気にならない。

『長恨歌―不夜城完結編』 馳星周 ***

『黒頭巾旋風録』 佐々木譲 ***

道警ものは別として、お上に反発する正義の味方ってあまりにべた過ぎませんか、まあ連載した新聞に合わせたのかな?

『水曜日の凱歌』 乃南アサ ***

『闇は知っている』 池波正太郎 ***

『絶叫』 葉真中顕 ***

『ロスト・ケア』からは進歩してるかな、ただ参考資料を充分咀嚼していないのではないかと思う。社会問題の追求して正義の味方ぶりが気になる。あとオチが読めてしまったのでそれも減点ですが、おすすめです。

『闇に咲く』 あさのあつこ ***

シリーズ3作目でだんだん良くなってきたと思うのは贔屓目でしょうか。これからも続いて欲しい。