2024-01-01から1年間の記事一覧
熔ける 再び そして会社も失った 作者:井川 意高 幻冬舎 Amazon **
夜露がたり 作者:砂原 浩太朗 新潮社 Amazon 市井の人を題材とする時代小説で、これまでの架空の神山藩の侍とは違っているのですが、砂原さんの文章のファンの方には楽しめると思います。短編集なのですが、8編通して「夜露がたり」ですね。
一夜:隠蔽捜査10 作者:今野 敏 新潮社 Amazon ☆2つ、という感じでしょうかね。原理原則の竜崎さんも、いくらか柔らかさが。いつも感じる最後の早足加減も今作もなかったようで、良い意味でらしくないシリーズ10でした。
存在のすべてを 作者:塩田 武士 朝日新聞出版 Amazon 『罪の声』が事件をフィクション(小説)化した作品とすると、『存在のすべてを』は、モデルになった事件があったかのような小説に思えます。本作はまちがいなく塩田さんの代表作の一冊だと思うのですが…
互換性の王子 作者:雫井脩介 水鈴社 Amazon 雫井さんの本としては傾向が変わりましたかねぇ。タイトルも主人公と兄の名前もいかがなものかと。どうにもすっきりしない読書になってしまいました。
黒い絵 作者:原田 マハ 講談社 Amazon これまでには無い原田マハさんとのことで久しぶりに詠むことに、それにしても正反対のマハさんがここにはいます。
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 作者:井川 意高 双葉社 Amazon バカラで熱くなっていくところは、博打の種類も金額も違いますが、沢木耕太郎氏の『深夜特急』黄金宮殿を思い出しました。佐野眞一氏への批判で、ノンフィクション作家ではなく、フィ…