2012-01-01から1年間の記事一覧

『午前三時のルースター』 垣根涼介 **

サントリーミステリー大賞と読者賞。 ちょっと軽いか。

2012年12月の読書メーター

午前三時のルースター読了日:12月31日 著者:垣根 涼介乱反射読了日:12月30日 著者:貫井 徳郎禁猟区読了日:12月26日 著者:乃南 アサ遊郭(さと)のはなし (幽ブックス)読了日:12月24日 著者:長島槇子自白―刑事・土門功太朗読了日:12月24日 著者:乃南 …

『乱反射』 貫井徳郎 **

乱反射作者: 貫井徳郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/02/20メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (41件) を見る第63回日本推理作家協会賞。北村薫は「『乱反射』に与えないようなら、推理作家協会賞の存在意義はない」と、まあ…

『禁猟区』 乃南アサ ***

禁猟区という長編と思っていたら。テーマが共通した短篇集だった。 主人公を女性としたのは成功している。 沼尻いくみシリーズを書いてほしい。

『遊郭(さと)のはなし』 長島槇子 **

10話で構成されている、1話ごとは面白いが さすがに10話連続は単調なのか飽きてくる。 5話くらいの構成で、リズムをつけて工夫するとか。 読む場合は、一日一話かな。

『ある男』 木内 昇***

連作短編集。読み進むほどに、この作者の世界に深く引き込まれる。 格の違いを見せつける作品。

今年の読書

150冊程読み、印象に残ったのは 木内昇、原田マハ、乃南アサ、窪美澄と女性が多かった。男では乾緑郎、田中啓文。 今後も継続して読もうと思ったのは 木内昇、乾緑郎今年で見限った作家 東野圭吾、伊坂幸太郎。東野、伊坂はそれぞれ10冊以上読んで、これ以上…

『自白―刑事・土門功太朗』 乃南 アサ **

短篇はあまり得意ではないのか、主人公の魅力が今一歩。

EAGLE を再インストール

EAGLE Version 5.12.0 for Linux Light Editionあまり使い道は無さそうだが。

『蛻』 犬飼 六岐***

『神渡し』 に続いて読んだ犬飼六岐作品。第144回直木賞候補。 直木賞むきではなさそうだが、面白い。

『すれ違う背中を』 乃南 アサ***

このシリーズも良い。

『いつか陽のあたる場所で』 乃南 アサ***

こんなシチュエーションで読ませてしまう。 脇役で、聖大が登場。

『晴天の迷いクジラ』 窪 美澄***

第3回山田風太郎賞受賞『ふがいない僕は空を見た』『クラウドクラスターを愛する方法』 と読んで なんとなく、一発屋に近いかと思っていたが、恐れ入りました。今後に注目。

勘三郎の真実

重加算税は隠蔽または仮装という「悪質な手段」で税金を免れようとする 納税者に対するペナルティで単純な申告漏れとは異なる。 税務署が悪質と認定した結果が、重加算税です。忘れている人もいるでしょうが>中村勘三郎さん所得隠し、3年で2000万円 国…

『駆けこみ交番』 乃南アサ**

新米警官・高木聖大シリーズ2 短編集。登場人物が多く、焦点が移ることがあって ちょっと散漫かな。

『ボクの町』 乃南アサ***

新米警官・高木聖大シリーズ ほのぼのとして、読んで気持ちが暖かくなった。

『東亰異聞』 小野 不由美*

ホラーとしても、伝奇としても、推理小説としても 中途半端。『屍鬼』は圧倒するパワーで読ませたが これはだめ。視点が定まっていない、トリックが不 完全など、読むほどに放り出したくなる感が深まる。 『屍鬼』で感じていた疑問点が顕著になった。 何とか…

『風の墓碑銘』 乃南アサ***

シリーズの短篇はそれなりに面白く、長編はどれも 甲乙つけがたい。続編に期待大。

『チチンプイプイ』 宮部みゆき 室井滋***

対談集ということで、見送っていたが読んでみて 宮部さんの創作環境など興味深いはなしが多く満足。

『嗤う闇』 乃南アサ***

短編集、久しぶりにバイクが登場。 身辺で、事件が起きすぎではあるが、

『未練』 乃南アサ***

今のところ、シリーズで取りこぼしなし。

『鮫島の貌 新宿鮫短編集』 大沢在昌**

やっぱり、大沢在昌は新宿鮫だ。鮫以外は読む気がしない。 残念ながら、両津勘吉等は蛇足。

『鎖』 乃南アサ***

『凍える牙』と比べてサスペンスより強くなっていて 面白いかも。音道貴子シリーズ一気読み決定。

『女刑事音道貴子 花散る頃の殺人』 乃南アサ***

女刑事音道貴子の短編集。

『よろずのことに気をつけよ』 川瀬 七緒**

第57回江戸川乱歩賞受賞作 読ませるものは、持っていて楽しめた。 題材を作者が咀嚼しきっているとはいえないところが。

『凍える牙』 乃南アサ***

直木賞受賞作。登場人物も魅力的で、楽しく読了。 短編集を含めシリーズがあるようだ。関係はないが、やはり直木賞の似たタイトルの 「黄色い牙」志茂田 景樹はあまり印象がよくな かった記憶がある。

『147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官』 川瀬 七緒**

楽しめた。けど、結末に一工夫ほしい。 すべてが想定内で、飛ばし読みになってしまった。

『笑い三年泣き三月』 木内昇***

暖かい物語だが、ピリッとした毒も忍ばせてある。 脱帽です!

『英雄の書』 宮部みゆき***

11/20上巻読了 11/21下巻読了面白いが、ファンタジー系統は苦手。ハードルが多すぎる。 これも宮部みゆき作品でなかったら、多分中途で。 続編「悲嘆の門」も結局読むことになるなあ。

『女たちのジハード』 篠田節子*

さすがに、古くなった感が。 登場している彼女達のように、本の賞味期限も過ぎてしまっている。 10年、20年でまだ楽しめる本もあれば、この本のように…… 同時代であれば、まだ読めたのかと言われると、それも。 今となっては、直木賞受賞も虚しく、時間の無…