2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『フィッシュ・オン』 開高健 **

再読 読み返すつもりで手元に置いていたが、これで処分する踏ん切りがついた。

『金色機械』 恒川光太郎 ***

第67回日本推理作家協会賞 読みながら思い浮かんだのは、半村良の作品に雰囲気がにているなあ、ということだった。これは推理作家協会賞の受賞作だが、SF、伝奇、時代となんにでも当てはまるようだ。真似のできない恒川光太郎の世界というのが一番合っている…

『幻夏』 太田愛 **

面白く読めて、久しぶりの一気読みでした。ただ読後感は……。相棒の脚本家ということですが、全体的に相棒クオリティーなのが減点ポイント。前半は期待も充分でどんな風にまとめてくれるのかとワクワクだった分落胆が大きかったな。

『悪の教典』 貴志祐介 ***

第1回山田風太郎賞 あまりの分厚さに身構えて読み始めたのですが、B級ホラーの故か案外サクサクと読み進めました。上巻の高揚した気分で下巻に突入すると、あれ!C級ハリウッド並の荒ぶりかげん、これくらいにしないとまとまらなかったなあ。文学賞は似合わ…

ご飯漬け(キャベツ)

葉ではなく、葉の硬い部分を漬け床に放り込んでおくと、2〜3日で歯ごたえがうれしい漬物に。やわらかな葉は浅漬けで。 0.5合のご飯と20gの塩を床に追加、ちょうど炊き損ねたご飯のあまり。

『落下する緑 永見緋太郎の事件簿』 田中啓文 ***

おもしろい、感動とは無縁の作風ですが、jazz演奏家を主人公や登場人物としたことで、『笑酔亭梅寿謎解噺』と同じ種類の楽しさをもった作品だと思う。発表順はこちらが先でしょうか、私はおもしろく読めたがjazzに興味のない読者はどうでしょう。

『相も変わらずきりきり舞い』 諸田玲子 ***

『きりきり舞い』 諸田玲子 ***

ご飯漬け(アスパラ投入)

試しにアスパラを投入。 2〜3日放っておいたきゅうりは、ぬか漬けのような味に漬け時間で色々楽しめる。 漬け床はそろそろご飯を追加時期かな。

『だから荒野』 桐野夏生 ***

桐野さんの作品と思って読むと後半あれっと思うかもしれない。中年女性を描かせると等身大(?)というわけではないのでしょうが、「いるいるこういうオバサン」と思ってしまう。

タラの芽

桜が咲き始め、ウグイスの声、食べ頃になってました。タラの芽。 天ぷらがおいしい。

『空白の天気図』 柳田邦男 **

資料としての価値は分かるが、ノンフィクションとしてはどうかなあ。柳田さんの作品にしては、読後に残ったものは虚しさだけか。「はだしのゲン」を上回る描写もあるので読むには覚悟が必要。