2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『ヨイ豊』 梶よう子 **

賞の候補になったので読むことに、浮世絵には興味がなく、歌舞伎は積極的に嫌いなので我慢の読書になりました。

『帰蝶』諸田玲子 ***

お鳥見女房シリーズや狸穴あいあい坂シリーズが好きで、実在の人物の作品は苦手なので心配したのですが切り口が面白く(後書き)楽しめました。

『真実の10メートル手前』米澤穂信 ***

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あ…

『地に巣くう』 あさのあつこ ***

全体に漂う雰囲気はいいのですが、細かな部分で気になる箇所があってそれが残念です。続編が出版されたらまた読みますけどね。

『つまをめとらば』 青山文平 ***

『約定』を読んでもう読むこともない作家だと思っていたので、直木賞受賞しなければ読まなかったと思います。これで最後かな。六つの短篇がらなる一冊ですが「乳付」が良かったかな。

『ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (下)』 ダヴィド ラーゲルクランツ ***

スティーグ ラーソンの『ミレニアム』ではなかったが、充分たのしめました。

『ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (上)』 ダヴィド ラーゲルクランツ ***

危惧していた『ミレニアム』にはなっていないようだ。

『美麗島紀行』 乃南アサ ***

美麗島という名前もあるのか、台湾と中国の違いは、日本が好きか嫌いだという話を聞いたことがあってなるほどと思ったことがあります。台湾だけでなく中国も朝鮮半島も同じようなことなのになぜだろう。しかし、忘れてはいけないのは沖縄やアイヌの人たちの…

『教団X』 中村文則 **

読了に時間がかかってしまった。それも所々で斜め読みです。純文学系は苦手というか守備範囲外なのでどうもねえこまったもんだ。長すぎ、それもこの作品には必要な要素でしょうが、読まされる方はたまったもんじゃないですよ。 本好きではなく、ブンガク好き…