2023-01-01から1年間の記事一覧

『夫よ、死んでくれないか』 丸山 正樹 ***

夫よ、死んでくれないか 作者:丸山 正樹 双葉社 Amazon タイトルに1票。

『野火、奔る。』 あさの あつこ ***

野火、奔る 作者:あさのあつこ 光文社 Amazon 前回は、小暮の不在の面白さで今作は小暮全開の良作でした。次作がたのしみ

『甦れ、吉原』 佐伯 泰英 **

蘇れ、吉原 吉原裏同心(40) (光文社文庫 さ 18-116) 光文社 Amazon 暇つぶしに

『審議官: 隠蔽捜査9.5』 今野 敏 ***

審議官: 隠蔽捜査9.5 作者:今野 敏 新潮社 Amazon 今野さんの短編集は意外に楽しめました。「戸高」の登場が多いのも嬉しいなあと。長編は後半がいつも早足な気がしてそれが不満でしたが、短編にはそれがないのが良かったのかな。

『霜月記』 砂原 浩太朗 ***

霜月記 作者:砂原 浩太朗 講談社 Amazon 美味しそうな料理、魅力的な女性、そして品のある文章と今回も楽しい読書になりました。

『ババヤガの夜』王谷晶 ***

ババヤガの夜 作者:王谷晶 河出書房新社 Amazon 「バーバ・ヤーガの小屋」は「展覧会の絵」で知っていたのですが「ババ・ヤガ」は知りませんでした。魔女のことですか。しかも文芸に掲載され、推理作家協会賞の候補とか、読み慣れない作風でしたが、結果は○…

『刑事何森 逃走の行先』 丸山 正樹 ***

刑事何森 逃走の行先 作者:丸山 正樹 東京創元社 Amazon シリーズが面白くなってきたと思ったら、「何森」さん定年って、今後はどうなるの。

『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』 宮部 みゆき *

青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 作者:宮部 みゆき KADOKAWA Amazon 「富次郎」を聞き手にしたのが良かったのかなあ。あきらかに「おちか」が聞き手のほうが面白い。「おちか」は聞き手を務める理由があったよね。残念ながら「富次郎」はそれがなく、あくま…

『マンガ ぼけ日和』 矢部 太郎 (著), 長谷川 嘉哉 **

マンガ ぼけ日和 作者:矢部 太郎 かんき出版 Amazon 悪くはないけど、程々なんだなあ。

『雫の街: 家裁調査官・庵原かのん』 乃南 アサ **

雫の街: 家裁調査官・庵原かのん 作者:乃南 アサ 新潮社 Amazon なぜだろう、前作ほどには引き込まれなかった。

『 真夜中の喝采―きんぴか〈3〉』 浅田次郎 **

真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫) 作者:浅田 次郎 光文社 Amazon

『血まみれのマリア―きんぴか〈2〉』 浅田次郎 **

血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫) 作者:浅田 次郎 光文社 Amazon

『三人の悪党―きんぴか〈1〉』 浅田次郎 **

三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫) 作者:浅田 次郎 光文社 Amazon

『マンガ ぼけ日和』 矢部太郎 **

マンガ ぼけ日和 作者:矢部 太郎 かんき出版 Amazon

『雫の街: 家裁調査官・庵原かのん』 乃南アサ **

雫の街: 家裁調査官・庵原かのん 作者:乃南 アサ 新潮社 Amazon

『藩邸差配役日日控』 砂原 浩太朗 ***

藩邸差配役日日控 作者:砂原 浩太朗 文藝春秋 Amazon 最後のどんでん返しはビックリ。それぞれの短編で引っかかりを感じていたのですが、「そうきたか」と。

『コメンテーター』 奥田 英明 **

コメンテーター 作者:奥田 英朗 文藝春秋 Amazon 読まされるのではなく、読み続ける努力が必要でした。それでも最後まで到達しそれなりにおもしろかったのですが。

『木挽町のあだ討ち』 永井 紗耶子 **

木挽町のあだ討ち 作者:永井 紗耶子 新潮社 Amazon あまり食指は動かなかったのですが、山周賞ということで読みました。本の構成上途中でダレ気味になり、最終章はちょっとがっかりでした。受賞するだけの出来上がりですが、私の好みではないかなあ。歌舞伎…

『俺ではない炎上』 浅倉 秋成 *

俺ではない炎上 作者:浅倉 秋成 双葉社 Amazon 時間の無駄でした。

『 奔れ、空也 空也十番勝負(十)』 佐伯泰英 **

奔れ、空也 空也十番勝負(十) (文春文庫 さ 63-172) 作者:佐伯 泰英 文藝春秋 Amazon

『ぼんぼん彩句』 宮部 みゆき *

ぼんぼん彩句 作者:宮部 みゆき KADOKAWA Amazon ついに途中で放り投げる宮部さんの本が。

『黒石』 大沢在昌 **

黒石 新宿鮫Ⅻ 作者:大沢在昌 光文社 Amazon 前作の続編ですか、中国関連はちょっと飽きたかなあ。

『箱庭の巡礼者たち』 恒川 光太郎 **

箱庭の巡礼者たち 作者:恒川 光太郎 KADOKAWA Amazon 恒川さんの作品は、発想が全てのような所があるのでそれが陳腐と感じてしまうとねえ、ということで最後は流し読みになってしまいました。

『晩節遍路 吉原裏同心(39)』 佐伯 泰英 **

晩節遍路 吉原裏同心(39) (光文社文庫 さ 18-101) 作者:佐伯泰英 光文社 Amazon 根郷の遍路の展開などは、平岩弓枝さんの『新・御宿かわせみ』を思い出します。もうシリーズ終了でよさそうです。

『四日間家族』 川瀬 七緒 ***

四日間家族 作者:川瀬 七緒 KADOKAWA Amazon 装丁とタイトルから色々想像しながら読書開始。川瀬さんはうまいなあと、新刊をたのしみにしている作家さんです。どんどん読書スピードが上がっていきます。でも残りのページでは着地が…… 次作もたのしみです。

『逆転のバラッド』 宇佐美 まこと ***

逆転のバラッド 作者:宇佐美 まこと 講談社 Amazon こんな宇佐美さんも、ありかな?と思いますが、私はイーグルスはそれほど好きではありません。おなじ様にこんな宇佐美さんはどうもねえ。

『ワンダーランド急行』 荻原 浩 ***

ワンダーランド急行 作者:荻原浩 日経BP 日本経済新聞出版 Amazon 予想外だったのは、似ているが……ここ”も”私の世界じゃない でしたね。人間関係も「ずれる」のが気持ちわるいなあ。

『気になる日本語 本音を申せば』 小林 信彦 **

気になる日本語 本音を申せば 作者:小林 信彦 文藝春秋 Amazon 谷啓さんの項はおもしろい。日本語は生きているので、どんどん変化し続けます。ついていけなくなったら、それは老いたということ。私も老人です。小林さんのエッセイで気になるのは自分を「ぼく…

『蟻の棲み家』 望月 諒子 *

蟻の棲み家 作者:諒子, 望月 新潮社 Amazon 別のイソ子さんを思い浮かべてしまいました。登場人物を紹介したあとで、しばらく読んでいくと突然名字だけで再登場で「これは誰だ?」になること、何回も。すべての人物を書き出して表にでもしないと……。最後の説…

『樹林の罠』 佐々木 譲 ***

樹林の罠 作者:佐々木 譲 角川春樹事務所 Amazon テンポが良くさらっと読めました。やはりここでも COVID 19 が。今後 展開がどうなるかで、評価に影響する小説もあるのかな。