2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ヘブンメイカー スタープレイヤー (2)』 恒川光太郎 ***

スタープレイヤーを読んで恒川光太郎さんは「卒業」と考えていたのですが、ある書評をみて2弾も読んでみました。アイテムとしてスターボードを登場させRPG的な展開なのですが、鐘松孝平と佐伯逸輝の章を交互に置く構成が意外だったり、華屋律子との葛藤を書…

『旅する力―深夜特急ノート』 沢木耕太郎 ***

再読

『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』 川瀬七緒 ***

赤堀さんのモンペ、地下足袋、ほっかむりが目に浮かんでしまった。

『クローバー・レイン』 大崎梢 ***

本がどのように出版されていくのかよく分かりました。本が好きでないと勤まらない職業なのかなあ、最後の書店での描写はおしゃれ過ぎますよ。最後に本のタイトルの意味が分かるのですが、そこでやっと思い出しましたシロツメクサ=クローバーでしたね。

『ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻』 宮部みゆき ***

文庫で追加された書き下ろし『負の方程式』を読んだが、この後「杉村三郎シリーズ」がどんな展開を見せるのか楽しみ。

『風が強く吹いている』 三浦しをん ***

ありえない設定だと思うと楽しめないですが、気にしなければ楽しめる小説です。ただちょっと予定調和かなという気がしないでもないかな。

『王とサーカス』 米澤穂信 ***

私はこれまで米澤さんの良い読者ではないと思っていたのですが、『満願』と本作でこれからはファンと言えるように思いました。『折れた竜骨』や『儚い羊たちの祝宴』は読み疲れしていましたが、本作は心地よい疲労感です。最後の数行と後書きに心打たれまし…