『箱庭の巡礼者たち』 恒川 光太郎 **

箱庭の巡礼者たち 作者:恒川 光太郎 KADOKAWA Amazon 恒川さんの作品は、発想が全てのような所があるのでそれが陳腐と感じてしまうとねえ、ということで最後は流し読みになってしまいました。

『晩節遍路 吉原裏同心(39)』 佐伯 泰英 **

晩節遍路 吉原裏同心(39) (光文社文庫 さ 18-101) 作者:佐伯泰英 光文社 Amazon 根郷の遍路の展開などは、平岩弓枝さんの『新・御宿かわせみ』を思い出します。もうシリーズ終了でよさそうです。

『四日間家族』 川瀬 七緒 ***

四日間家族 作者:川瀬 七緒 KADOKAWA Amazon 装丁とタイトルから色々想像しながら読書開始。川瀬さんはうまいなあと、新刊をたのしみにしている作家さんです。どんどん読書スピードが上がっていきます。でも残りのページでは着地が…… 次作もたのしみです。

『逆転のバラッド』 宇佐美 まこと ***

逆転のバラッド 作者:宇佐美 まこと 講談社 Amazon こんな宇佐美さんも、ありかな?と思いますが、私はイーグルスはそれほど好きではありません。おなじ様にこんな宇佐美さんはどうもねえ。

『ワンダーランド急行』 荻原 浩 ***

ワンダーランド急行 作者:荻原浩 日経BP 日本経済新聞出版 Amazon 予想外だったのは、似ているが……ここ”も”私の世界じゃない でしたね。人間関係も「ずれる」のが気持ちわるいなあ。

『気になる日本語 本音を申せば』 小林 信彦 **

気になる日本語 本音を申せば 作者:小林 信彦 文藝春秋 Amazon 谷啓さんの項はおもしろい。日本語は生きているので、どんどん変化し続けます。ついていけなくなったら、それは老いたということ。私も老人です。小林さんのエッセイで気になるのは自分を「ぼく…

『蟻の棲み家』 望月 諒子 *

蟻の棲み家 作者:諒子, 望月 新潮社 Amazon 別のイソ子さんを思い浮かべてしまいました。登場人物を紹介したあとで、しばらく読んでいくと突然名字だけで再登場で「これは誰だ?」になること、何回も。すべての人物を書き出して表にでもしないと……。最後の説…

『樹林の罠』 佐々木 譲 ***

樹林の罠 作者:佐々木 譲 角川春樹事務所 Amazon テンポが良くさらっと読めました。やはりここでも COVID 19 が。今後 展開がどうなるかで、評価に影響する小説もあるのかな。

荒ぶるや 空也十番勝負(九) 佐伯 泰英 **

荒ぶるや 空也十番勝負(九) (文春文庫) 作者:佐伯 泰英 文藝春秋 Amazon あと一番。

『天路の旅人』 沢木耕太郎 ***

天路の旅人 作者:沢木耕太郎 新潮社 Amazon 久しぶりに沢木さんのノンフィクションを読みました。『テロルの決算』を読んでからは、面白そうな新刊が出ると読み続けてきました。印象に残っているのは『深夜特急』ですね。『深夜特急』は目的地のある自身の放…

『おもみいたします』 あさのあつこ ***

おもみいたします 作者:あさのあつこ 徳間書店 Amazon 「我慢しなくていいんですよ」 天才的揉み師のお梅が、あなたの身体と心の闇までほぐします。 装丁から「おいち」風を予想したのですが、ファンタジーやミステリーの要素も在りですかねえ。今後の展開に…

『方舟』 夕木 春央 **

方舟 作者:夕木 春央 講談社 Amazon 方舟という密室が用意され、最後にエピローグでビックリですか。本格推理としては出色の仕上がりだと思いますが。面白いかと問われるとねえ。

『イオカステの揺籃』 遠田 潤子 *

イオカステの揺籃 (単行本) 作者:遠田 潤子 中央公論新社 Amazon 100ページも届かずに、挫折しました。 興味の対象外の話が、関西弁で延々と語られるの辟易。(関西弁アレルギーです。関西人アレルギーではありません。好きでもないけど)

『名乗らじ 空也十番勝負(八)』 佐伯 泰英 **

名乗らじ 空也十番勝負(八) (文春文庫 さ 63-170) 作者:佐伯 泰英 文藝春秋 Amazon あと2刊

『闇の聖域』 佐々木譲 **

闇の聖域 作者:佐々木 譲 KADOKAWA Amazon 満州の「警察小説」かと思いきや、後半には、「半村良」の世界へと転調してしまいました。残念です。

『鮫島の貌 新宿鮫短編集』 大沢 在昌 ***

鮫島の貌 新宿鮫短編集 作者:大沢在昌 光文社 Amazon 再読。短編集と鮫島は意外に相性は悪くはないと。

『 ハマボウフウの花や風』 椎名 誠 **

ハマボウフウの花や風 作者:椎名 誠 文藝春秋 Amazon 「倉庫作業員」は山田洋次監督の映画「息子」の原作。椎名さん自身が後書きで書いているように、全体にアルバイト経験小説集という雰囲気でした。

『黛家の兄弟』 砂原 浩太朗 ***

黛家の兄弟 作者:砂原 浩太朗 講談社 Amazon 終わりは想像通りでしたが、楽しい読書でした。砂原さんの小説には魅力的な女性が多いですね。第35回山本周五郎賞受賞作

『リバー』奥田英朗 **

リバー 作者:奥田 英朗 集英社 Amazon 『殺人犯はそこにいる』 清水潔著が下敷きになっているのかな?県警同士仲良く捜査しているようでめでたいな。読ませる力は十分で650ページもそれほど長いとは思いませんでした。ただし、登場人物が多く名字で書いた…

『御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五) 』 佐伯泰英 **

御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五) (文春文庫 さ 63-25) 作者:佐伯 泰英 文藝春秋 Amazon 完

『八丁越 新・酔いどれ小籐次(二十四) 』 佐伯泰英 **

八丁越 新・酔いどれ小籐次(二十四) (文春文庫 さ 63-24) 作者:佐伯 泰英 文藝春秋 Amazon 24/25

『喜べ、幸いなる魂よ』 佐藤 亜紀 *

喜べ、幸いなる魂よ 作者:佐藤 亜紀 KADOKAWA Amazon 本のタイトルの感性からすでに私には無理です。全編を通して「アラスジ」を読まされているような気分でした。または、出来の悪い「操り人形芝居」残念ながら登場人物の誰一人して感情移入出来なかった。…

『夜に星を放つ』 窪美澄 **

夜に星を放つ 作者:窪 美澄 文藝春秋 Amazon デビュー作以来読み続けた窪美澄さんでしたが、『さよなら、ニルヴァーナ』を読んだあとは、スルーしていました。直木賞を受賞した本作を読みました、少し甘さが気になりますが直木賞も納得の仕上がり。でも窪さ…

『家裁調査官・庵原かのん』 乃南アサ ***

家裁調査官・庵原かのん 作者:乃南 アサ 新潮社 Amazon 事前の「暗めの小説かな」の予想とは異なり、といって明るいお話とも違いますが楽しめました。お仕事小説?『ボクの町』に雰囲気が似ているなぁと。

『一人二役 吉原裏同心(38)』 佐伯泰英 *

一人二役 吉原裏同心(38) (光文社文庫 さ 18-90) 作者:佐伯泰英 光文社 Amazon もうお終いでもいいような。

『クロコダイル・ティアーズ』 雫井 脩介 ***

クロコダイル・ティアーズ 作者:雫井 脩介 文藝春秋 Amazon 真実はどこにあるのか分からない余韻を残す。雫井さんらしいなぁ。悪口を書いたノートやタイトルでもある「うそなき」など、なんとなく気になります。

『狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三)』 佐伯泰英 **

狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三) (文春文庫 さ 63-23) 作者:佐伯 泰英 文藝春秋 Amazon あと2冊

『今夜は眠れない』 宮部みゆき **

今夜は眠れない 作者:宮部 みゆき 中央公論社 Amazon 再読でした。しかしほとんど覚えていないし

『やっと訪れた春に』 やっと訪れた春に **

やっと訪れた春に 作者:青山文平 祥伝社 Amazon 前半の説明が長く、我慢の読書が続きました。かと言って後半もなんだそんなかよと。タイトルもなんだかなあ。

『乱鴉の空』 あさのあつこ ***

乱鴉の空 作者:あさのあつこ 光文社 Amazon シリーズ中でトップクラスの面白さだった。進次郎を行方不明にした工夫が当たりだった?