『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』 宮部 みゆき **

 

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

 

 

 

宮部みゆきのライフワーク
<三島屋変調百物語>シリーズ第6弾

江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。
これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいったので、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。
気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。
おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。
富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。
この三人で語り手を迎え、新たな百物語の幕が開く。

再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命(第一話「泣きぼくろ」)
村の女たちが<絶景の丘>に登ってはならない理由(第二話「姑の墓」)
妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異(第三話「同行二人」)
異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命(第四話「黒武御神火御殿」)

「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」
怖ろしくも愛おしい極めつきの怪異と不思議。
心揺さぶる江戸怪談、新章突入!

(「BOOK」データベースより)

 

どうも新しい聞き手が富次郎である理が分からない。宮部みゆきさんのパワーが落ちているような、最近は杉本三郎シリーズも三島屋変調百物語も何があっても読みたいとは思えません。勝手なお願いですが、ペースは落ちても、じっくりと新しい作品に取り組んで欲しい。と勝手なおねがい。

表題作の黒武御神火御殿は、『英雄の書』や『悲嘆の門』の雰囲気があって戸惑ってしまいました。「七之続」はいろいろレビューを読んでからにしようかな。

 

2020-001

『ほのぼのお徒歩日記』 宮部 みゆき **

 

ほのぼのお徒歩日記 (新潮文庫)

ほのぼのお徒歩日記 (新潮文庫)

  • 作者:宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: 文庫
 

著者初の散文集は、江戸を、日本を「歩く」ことから始まった。赤穂浪士討ち入り後の道のり。市中引廻しのルート。そして、島流しの行き着く先。担当編集とともに歩き、食べ、語り尽くした珍道中。ひとたび読み始めれば、あなたもきっと、ミヤベと「町」を歩いてみたくなる。『平成お徒歩日記』に書き下ろし一編を加えた新装完全版。

(「BOOK」データベースより)

 

 

2019-206

 

『初午祝言 新・居眠り磐音』これ **

 

初午祝言 新・居眠り磐音 (文春文庫 さ 63-72 新・居眠り磐音)

初午祝言 新・居眠り磐音 (文春文庫 さ 63-72 新・居眠り磐音)

 

 
奈緒と磐音』『武士の賦』に続く「居眠り磐音」の新作書き下ろしは、
今回よりタイトルを「新・居眠り磐音」として装いも新たに登場! 

(「BOOK」データベースより)

 

これを書くなら先に空也十番勝負を書いてくれ

 

2019-205

 

『反日種族主義 日韓危機の根源』 李 栄薫 **

 

反日種族主義 日韓危機の根源

反日種族主義 日韓危機の根源

  • 作者:李 栄薫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/11/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

慰安婦・徴用工・竹島…韓国を愛する研究者らが実証的に検証。日韓関係を危機に陥らせた数々の「嘘」を指摘した憂国の書。韓国を震撼させたベストセラーの日本語版。 (「BOOK」データベースより)

 

個別の検討はあるべきですが、なぜ次々とその「個別」が起こるのかという視点がほしいかなと。力作ですが画竜点睛を欠くという気もしないではありません。
 

2019-204

『まなの本棚』 まなの本棚 **

 

まなの本棚

まなの本棚

 

「本との出逢いは人との出逢いと同じ」年間100冊以上も読み、本について語りだしたら止まらない芦田愛菜が“秘密の約100冊”をご紹介。 (「BOOK」データベースより)

 

読書家とは聞いていましたが、年間100冊は多いなあ。年中暇な私はで200冊くらいなので、学校、役者他をこなしてなので本の虫なのは想像できます。古典もよく読んでいて感心しました。


2019-203

『おちゃっぴい』 宇江佐 真理 ***

 

おちゃっぴい―江戸前浮世気質

おちゃっぴい―江戸前浮世気質

 

 婀娜や鯔背は江戸の華。やせがまんも粋のうち。鉄火伝法が玉にキズ。お吉は十六御蔵前小町。惚れたが悪いか恋の顛末。笑いと涙の人情譚六話。

(「BOOK」データベースより)

 

再読


2019-202

『出口のない楽園』 岩井 志麻子 ***

 

出口のない楽園 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

出口のない楽園 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

 

生ぬるい地獄は、楽園のように居心地がいい。能なしのヒモと、拾った拳銃とともに暮らす女。ファミレスで拾ってくれた男に、呪縛された女。敵だらけの街にしか、居場所のない女。嘘をつくと光る、月の形の傷をつけられた女―いちど堕ちたら二度と出られない、不穏な愛の楽園の物語。恋にとらわれた女たちの痛みと弱さ、そして哀しみを、やわらかな筆致でくるんだ短編8編。 

(「BOOK」データベースより)

 

短編集なので、さらりと怖い話。


2019-201