2014-10-08から1日間の記事一覧

『最後の息子』 吉田修一 ***

じわーっと、来るが実は頭だけなんだよね。こっちが全身で受け止めるには、もう体力も精神も若くはないのですが、それでも作品の良さは分かります。と書いておこう。

『下町ロケット』 池井戸潤 **

第145回直木三十五賞受賞。第24回山周賞は候補。 「わたしはここまで読みものに堕したものは採らない」という渡辺淳一氏の直木賞の選評は鋭いなあと思う。珍しく。爽やかで面白く感動しそうになるのですが、ちょっとやりすぎかな、エンタメしすぎて作品とし…