2017-12-08から1日間の記事一覧

『満月の泥枕』 道尾秀介 **

哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる?生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作!(「BOOK」データベースより) 新聞連載ということと関係があるのか、サビ抜きのお寿…

『異国の影: 新・古着屋総兵衛 第十巻』 佐伯泰英 **

新栄橋完成に沸く大黒屋に、深浦の船隠しを監視する眼を報告してきたのはおこも姿の忠吉だった。監視小屋には、オロシャと思われる文字が記された絵図面、貨幣等が残されていた。多くの証拠を残したことに総兵衛は疑念を募らせる。一方、幕府鉄砲玉薬奉行配…