2012-12-03 『東亰異聞』 小野 不由美* ホラーとしても、伝奇としても、推理小説としても 中途半端。『屍鬼』は圧倒するパワーで読ませたが これはだめ。視点が定まっていない、トリックが不 完全など、読むほどに放り出したくなる感が深まる。 『屍鬼』で感じていた疑問点が顕著になった。 何とか最後まで到達したが、この作者はこれで終了。