『怒り』 吉田修一 ***

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三件の話がバラバラに書かれて少し頭が混乱気味ですが、どのように進むのか分かりませんが少し骨が折れます。下巻でどのように料理してくれるのか楽しみです。

それぞれ別の事件として収束しますが、怒りの根本は回収されないまま。これはこれでありかなあ。それぞれが一冊になりそうですが、まとめたたことで「怒り」のパワーも倍加したようです。その矛先は何処に向けたらいいのでしょうか、たまらない気持ちが残ります。