『噂 (新潮文庫)』 荻原浩 ***

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レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

荻原浩さん5冊目ですが、これまで推理作家と思っていなかったので本格的なサイコ・サスペンスで驚きました。最後の会話部分でさらにどっきりさせてくれました。登場人物が多彩。