『オリガ・モリソヴナの反語法』 米原万里 ***

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1960年、チェコプラハソビエト学校に入った志摩は、舞踊教師オリガ・モリソヴナに魅了された。老女だが踊りは天才的。彼女が濁声で「美の極致!」と叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も多かった。あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。苛酷なスターリン時代を、伝説の踊子はどう生き抜いたのか。感動の長編小説。第13回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)

名前が馴染みがなく発音もよく分からないので、難儀でしたが読み進めていくうちに「どうでもいいか」と適当な読み方にしました。米原さんは見かけと同じ骨のある方のようですね。ノンフィクションのようでもあり米原さん以外には書けない小説でしょうね。堪能しました。