『光炎の人 (下)』 木内昇 **

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大阪の工場ですべてを技術開発に捧げた音三郎は、製品化という大きなチャンスを手にする。だが、それは無惨にも打ち砕かれてしまう。これだけ努力しているのに、自分はまだ何も成し遂げていない。自分に学があれば違ったのか。日に日に強くなる音三郎の焦り。新たな可能性を求めて東京へ移った彼は、無線機関発の分野でめきめきと頭角をあらわしていく。そんなある日、かつてのライバルの成功を耳にしてしまい―!?

(「BOOK」データベースより)

本の世界に入り込めるかは、登場人物の魅力(悪人でも)とその世界を素直に疑似体験できるかなどが影響します。今回は主人公に魅力が欠けていて、開発の仕事関連には違和感があって残念な読書になってしまいました。