『球道恋々』 木内昇 **

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金なし、地位なし、才能なし―なのに、幸せな男の物語。時は明治39年業界紙編集長を務める宮本銀平に、母校・一高野球部から突然コーチの依頼が舞い込んだ。万年補欠の俺に何故?と訝しむのもつかの間、後輩を指導するうちに野球熱が再燃し、周囲の渋面と嘲笑をよそに野球狂の作家・押川春浪ティームに所属。そこへ大新聞が「野球害毒論」を唱えだし、銀平たちは憤然と立ち上がる―。明治球児の熱気と人生の喜びを描く痛快作。(「BOOK」データベースより)

大好きな作家、木内昇さんの新作ですが私の苦手な野球です。前作の『光炎の人』にはがっかりしたので、微妙な心持ちで読み始めました。やはり半分くらいまでは読書スピードが上がりません。読み終わっての感想は、こんな小説も書けるのかさすがは木内さんと。でもね私の期待する木内作品とは違うのですよ。同系統の作品ばかり期待されても迷惑でしょうが。

2017-100