『会津執権の栄誉』 佐藤巖太郎 **

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相次ぐ当主の早世により、男系の嫡流が途絶えた会津守護、芦名家。近隣の大名から婿養子として当主を迎えることになったが、それをきっかけに家中に軋轢が生じる。一触即発の家臣たちをなんとかまとめていたのは家臣筆頭であり「会津の執権」の異名を持つ金上盛備。しかし彼も老齢にさしかかり、領土の外からは伊達政宗の脅威が迫っていた。(「BOOK」データベースより)

ふだん歴史小説はあまり読まません。直木賞候補ということで読み始めたのですが、馴染みのない名前が呼び方を変え次々と出てくるので最初は戸惑ってしまった。最後の書き下ろし部分は人物が浮かび上がって来て良かったのですが、この書き下ろし部分がないと評価はかなり……

2017-110