『この世の春 下』 宮部 みゆき ***

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小説史に類を見ない、息を呑む大仕掛け。そこまでやるか、ミヤベ魔術! それは亡者たちの声? それとも心の扉が軋む音? 正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は、恐怖の果てにひとりの少年をつくった。悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨! (「BOOK」データベースより)


宮部ワールド満載の時代物、下巻を読み始めると『孤宿の人』を思い出すことが多くなりました。『孤宿の人』は涙がとまらず困りましたが、本作は暖かい気持ちで読み終えることが出来ました。上下巻たっぷりの宮部みゆき、おすすめです。


2017-135