『検察側の罪人』 雫井脩介 ***

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東京地検のベテラン検事・最上毅と同じ刑事部に、教官時代の教え子、沖野啓一郎が配属されてきた。ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた人物だった。男が今回の事件の犯人であるならば、最上は今度こそ法の裁きを受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめる―。(「BOOK」データベースより)


殺人の動機が、犯人に実際の行動(殺人)を起こさせるものかどうか疑問です。犯人の立場からすると、行動がずさんすぎてありえないことが多すぎる。そのへんの瑕疵と思える部分に敢えて目をつむって読むとまあ、おもしろいかも。

2017-147