『聞き屋与平 江戸夜咄草』宇江佐 真理 ***

 

聞き屋与平 江戸夜咄草

聞き屋与平 江戸夜咄草

 

 

 日暮れの両国広小路。商家の裏手口から男が現れる。深編み笠に、着物の上には黒い被布。置き行灯をのせた机と腰掛け二つ。一つは男が使い、一つは客のためのもの。男は黙って話を聞く。ただ聞くだけだ。が…。おもわず語ってしまう胸のうち。誰かに聞いて欲しかったこの話。江戸・両国。人の心の機微を描く連作時代小説。 (「BOOK」データベースより)

 

予想より面白かった、聞き捨てという設定は宮部みゆきさんも『三島屋変調百物語』で使っているが、書きやすいのでしょうかねえ。

 

2019-103