『虹色の童話』 宇佐美 まこと ***

 

虹色の童話 (角川文庫)

虹色の童話 (角川文庫)

 

民生委員の千加子は、「レインボーハイツ」とは名ばかりの、くすんだ灰色のマンションをたびたび訪れる。そこに住む、なかば育児放棄された5歳児・瑠衣を世話するためだ。他の住人たちも生活に倦み疲れ、暗い気配をまとっていたが、やがて必然のように不幸が打ち続く。住まい以外には特に共通項もない事件の裏にちらつく影は一体…?日常にじわりと滲み出す狂気を生々しく描く、長編ホラーミステリー。 (「BOOK」データベースより)

 

 

2021-001