2018-04-14から1日間の記事一覧

『照葉ノ露 ─ 居眠り磐音江戸双紙 28』 佐伯泰英 ***

芒の穂が秋の風情をみせる頃、佐々木磐音は南町奉行所定廻り同心木下一郎太らとともに上総の地に赴いていた。一郎太の出入りの旗本家に不祥事が出来し、事態解決のため磐音も同道することになったのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書…

『石榴ノ蠅 ─ 居眠り磐音江戸双紙 27』 佐伯泰英 ***

蟋蟀の鳴き声が初秋を告げる頃、出羽山形を発った佐々木磐音と吉原会所の若い衆は、日光道中の帰路を急いでいた。江戸を目前にした千住掃部宿で、磐音はお家騒動の諍いにより窮地に陥った若侍を助けるのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身…

『紅花ノ邨 ─ 居眠り磐音江戸双紙 26』 佐伯泰英 ***

百日紅が咲き誇り、江戸が晩夏に移ろう頃、佐々木磐音は吉原会所の若い衆とともに奥州道中を北へと向かっていた。奈緒の嫁いだ紅花大尽前田屋に奇禍が降りかかる騒ぎが起き、山形藩も関わっているというのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾…

『白桐ノ夢 ─ 居眠り磐音江戸双紙 25』 佐伯泰英 ***

神保小路に初夏の陽射しが降りそそぐ頃、佐々木磐音、おこん夫婦は尚武館道場で穏やかな日々を送っていた。そんな折り、西の丸に出仕する依田鐘四郎を通じ、家基より予て約定のものを手配いたせとの言伝がもたらされるが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討…

『地の底のヤマ』 西村健 ***

呑んだ、愛した、闘った! 九州大牟田・三池炭鉱。故郷を深く愛する一人の警官の人生を軸に、昭和三十五年から現在に至る、熱き男たちの生き様を描ききる。 これを読まずに日本の戦後は語れない――第33回吉川英治文学新人賞受賞 第30回日本冒険小説協会大賞受…