『のぼうの城』 和田竜 **

a21966a0
脚本を小説にしたものらしいですが、エンターテイメントとして一級品だと思います。第139回直木賞(2008年上半期)ノミネート、2009年の第6回本屋大賞第2位も納得です。文章が映像化を前提としたもののようで、これは映像やコミックで見るべきなのかもしれません。直木賞の選評で、ある作家は時代小説と言い、別の委員は歴史小説と、2人とも違いますよ。「脚本小説」ですよ、たぶん。