『十六夜荘ノート』 古内一絵 ***

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ひとり静かにこの世を去った大伯母から、高級住宅街にある古い洋館を遺された雄哉。思わぬ遺産に飛びつくが、なぜか屋敷は「十六夜荘」という共同住宅になっていた…。社会からドロップアウトした変わり者たち―40代無職のバックパッカー、ダイ出身の謎の美女、ひきこもりミュージシャン(自称)、夢を諦めきれずにいるアラサー美大生―が住む「十六夜荘」を大伯母はなぜ、雄哉に託したのか。そして屋敷に隠された秘密とは。
(「BOOK」データベースより)

現在と戦争前後を交互に配した構成は、よく在るパターンですが効果的でした。登場人物もステレオタイプ?のようですが魅力ある人が多く楽しい読書でした。先もある程度想像できたのですがそれでも最後まで一気読みでした。