ゴッホ、セザンヌ、マティス。綺羅星のようなコレクションを誇る美術館が、市の財政難から存続の危機にさらされる。市民の暮らしと前時代の遺物、どちらを選ぶべきか?全米を巻き込んだ論争は、ある男の切なる思いによって変わっていく―。アメリカの美術館で本当に起こった感動の物語。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の系譜を継ぐ珠玉のアート小説。
（「BOOK」データベースより）
絵画のシリーズは好きですが、これは暖かい話を膨らませすぎずに、さらりと書いていて好感が持てました。批判するレビューも分かります、賞などにも無縁の作品でしょうが原田マハさんとしては、これもありでしょう。
