『緑衣のメトセラ』 福田和代 **

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都内にある高級老人ホーム「メゾンメトセラ」。ガンの発生率が高いという噂を幼馴染みの千足から聞き、フリーライターの小暮アキは興味を抱く。併設される不破病院では、ガンの最新研究が進められていた。そんな中、不破病院でアルバイトを始めた千足が、不慮の死を遂げた。特殊なウイルスに院内感染したためだというが―。旧約聖書に登場するアダムの子孫「メトセラ」は、969歳まで生きた。その名を冠する「メゾンメトセラ」には、人類の未来を左右する重大な秘密が隠されていた。人間は、今もなお、進化の過程にいる。それは、理想郷への道程か。悪夢への誘いか。怒涛のサイエンス・ミステリー!
(「BOOK」データベースより)

福田さん二冊目です。なんだか全てが既視感ありで、どこかで読んだようなじれったさの読書でした。さらに読ませる技もよくあるパターンかと、まあ書く技術は十分お持ちです。浮かんだ作家は、貴志祐介高野和明のお二人、装丁は『ジェノサイド』似かな。