『壁の男』 貫井徳郎 *

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ある北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。その、決して上手ではないが、鮮やかで力強い絵を描き続けている寡黙な男、伊苅(いかり)に、ノンフィクションライターの「私」は取材を試みるが…。寂れかけた地方の集落を舞台に、孤独な男の半生と隠された真実が、抑制された硬質な語り口で、伏せたカードをめくるように明らかにされていく。ラストには、言いようのない衝撃と感動が待ち受ける傑作長篇。
(「BOOK」データベースより)

これまで三冊以上は読んでいる作家ですが、読後はいつも残念な印象でした。この作品はこれまでの作品とは色がが変わっているようなので手に取って見ましたが、原色の拙い作品を見せられた気分です。ここまで合わないと縁がないのでしょう。