『沈黙法廷』 佐々木譲 ***

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東京・赤羽。絞殺死体で発見されたひとり暮らしの初老男性。親譲りの不動産を所有する被害者の周辺には、多くの捜査対象が存在する。地道な鑑取り捜査の過程で、家事代行業の女性が浮上した。しかし彼女の自宅に赴いた赤羽署の捜査員の前に、埼玉県警の警察車両が。彼女の仕事先では、他にも複数の不審死が発生していた―。舞台は敏腕弁護士と検察が鎬を削る裁判員裁判の場へ!無罪を主張する被告は証言台で突然、口を閉ざした。有罪に代えても守るべき何が、彼女にあるのか?丹念な捜査、緊迫の公判。新機軸の長編ミステリー。
(「BOOK」データベースより)

いろいろなジャンルの小説を提供してくれる佐々木さん今回は法廷小説でした。そしてその試みは満足のいく出来でまた一つ新たなジャンルを開拓されたようです。ところでそろそろ道警シリーズの新作もお願いします。