『雪の鉄樹』 遠田潤子 ***

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母は失踪。女の出入りが激しい「たらしの家」で祖父と父に育てられた庭師の雅雪は、両親を失った少年、遼平の世話をしてきた。しかし遼平の祖母は雅雪に冷たく当たり続ける。雅雪も、その理不尽な振る舞いに耐える。いったい何故なのか?そして14年前、雅雪が巻き込まれた事件の真相は?耐え続ける男と少年の交流を軸に「償いと報い」を正面からとらえたサスペンス。
(「BOOK」データベースより)

時代を前後して書きすすめる構成は「またか」という気がします。ねらった効果はあったのでしょうか読み手としてはどうも……。もっと硬派な作家さんと思っていたのですが、最後は狙いが直接すぎて飛ばし読みになってしまいました。

2017-037