『籠の鸚鵡』 辻原登 **

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欲望と殺意の果てに現れる、むき出しの人間の姿。迫真のクライム・ノヴェル。ヤクザ、ホステス、不動産業者、町役場の出納室長。欲望と思惑は複雑に絡み合い、互いを取り返しのつかない地点へと追い詰める。情事と裏切り、そして二つの巧妙な殺人の後、彼らの目に映った世界とは? 八〇年代半ば、バブル期の和歌山を舞台に、怒濤のスリルと静謐な思索が交錯する。著者の新たな到達点を示す傑作長篇。
(「BOOK」データベースより)

前半はまだ期待があったが、最後はなんだかグズグズで終わったなあという感じです。もっと欲望むき出しの展開があっても良かったような気がします。登場人物は多いのですが誰にも感情移入出来ませんでした。

2017-047