『悲愁の剣―長崎絵師通吏辰次郎』 佐伯泰英 **

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長崎代官の季次家が抜け荷の罪で没落―。季次家を主家と仰ぎ、今は海外放浪の身にある南蛮絵師・通吏辰次郎はその報せに接し、急ぎ帰国するが当主・茂智、茂之父子や、茂之の妻であり辰次郎の初恋の人でもあった瑠璃は、何者かに惨殺されていた。お家再興のため、茂之の遺児・茂嘉を伴って江戸へと赴いた辰次郎に次々と襲いかかる刺客の影!一連の事件に隠された真相とは…。運命に翻弄される者たちの奏でる哀歌を描く傑作時代長篇。(「BOOK」データベースより)

時代小説デビュー作だそうで、ちょっと違和感を感じつつ読みました。剣豪で絵師、それもどちらも一流というのはお話としても無理があるような。最後もいろいろ仕掛けに懲りすぎかな。

2017-048