『不屈の棋士 (講談社現代新書)』 大川慎太郎 ***

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人工知能の「強手」を受けた棋士が繰り出す、局面打開の「勝負手」とは?約1000年もの間、日本人に親しまれてきた将棋。400年の歴史を有するプロ制度。由緒ある誇り高き天才集団は、はたしてこのまま将棋ソフトという新参者に屈してしまうのだろうか。劣勢に立たされ、窮地に追い込まれた彼らはいま、何を考え、どう対処し、どんな未来を描いているのか。現状に強い危機感を抱き、未来を真剣に模索する11人の棋士たちの言葉は、人工知能の発達によってコンピュータに仕事を奪われかねない私たちに、新たな視点をもたらしてくれるはずだ。(「BOOK」データベースより)

将棋観戦記者棋士にインタビューしたコンピューター将棋と棋士の本です。普段から棋士に接している記者なので結論はわかっているわけだが、棋士それぞれの対応がおもしろいです。羽生さんの立場上はっきりと言えないというもやもや感と良い意味でドライな渡辺明さんが好対照です。

2017-060