『毒殺魔』 若一光司 *

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仕事中に大骨折した日読テレビのディレクター広川英樹は、リハビリの苦しさと恋人を失った寂しさから一人暮らしの自宅に風俗嬢リョウを呼ぶ。そして単なるサービスを超えた彼女の優しさに広川は恋愛感情を持ってしまう。リョウが去った部屋には「建築家・加賀雄二郎」の名前と住所が記した紙片が落ちていた。ほどなくして報道される加賀の殺害事件。死因は正体不明の毒物による中毒死だった。広川はリョウの犯行を疑い、再び連絡を取ろうと試みるが、すでにリョウは風俗店を辞め沖縄に飛んでいた。すぐさま起こる東京白金台の児童公園での四人の子供の毒殺事件。続いて今度は大阪の公園でも三人の子供と一人の親が殺害された。どれも同じ毒物による無差別大量殺人だった。犯人はリョウなのか?彼女はどこにいるのか?そして動機は?リョウの衝撃の告白で怒濤のように突き進む驚愕と慟哭のラストシーン。(「BOOK」データベースより)


予想と大きく違って「社会派」ミステリーなのかな?「社会派」以外の設定がチープすぎて残念な読書になりました。「社会派」という剣を振り回すというのはどうなんでしょうね。

2017-059