『るんびにの子供』 宇佐美まこと ***

a21966a0

平凡な主婦の、当たり前な毎日―臙脂色のスカートをはいた、久美ちゃんが見えること以外は。嫁と姑の重苦しい日常にちらつく、少女の影は何をもたらすのか。何気ない暮らしにひたひたと入りまじる怪異を描く、怪談文学の神髄五編。『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

五編の短編集。怪談文学と言っても怖さはそれほどではなく、ファンタジーかなとも思える作品もあった。『柘榴の家』と『とびだす絵本』がよかった。

2017-062