『無貌の神』 恒川光太郎 ***

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この世ならざる和風情緒が漂う表題作ほか、流罪人に青天狗の仮面を届けた男が耳にした後日談、死神に魅入られた少女による七十七人殺しの顛末、人語を話す囚われの獣の数奇な運命…暴力と不条理にあふれた世界に生きるやるせなさを幻想的にあぶり出す、大人のための暗黒童話全六篇!(「BOOK」データベースより)

6編それぞれ面白く読みました。スタープレイヤーの方向に全面的に舵をきったのかと心配しましたが、本作のような恒川ワールドが好きです。

2017-075