『冬雷』 遠田潤子 ***

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大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが…。(「BOOK」データベースより)

三森愛美は夏目代助を愛しつづけて幸せだったのかな、いろいろ考えてしまった。遠田潤子さんは日本ファンタジーノベル大賞月桃夜』でデビューですが、その後はどっしりした作品で私にはハズレの少ない作家さんの一人です。

2017-097